加藤 衛拡(カトウ モリヒロ)

所属
筑波大学
職名
名誉教授
生年月
1955-11
研究分野
経営・経済農学
日本史
社会学
経済史
研究キーワード
農村社会
山村社会
農業史
林業史
農業技術史
農耕文化
農書
山林書
地域社会
在来産業
研究課題
東北型社会の特質に関する史的研究:地域資源の開発・管理・利用との関係を重視して2015-04 -- 2020-03加藤衛拡日本学術振興会/科学研究費補助金 基盤研究(B)9,800,000円
東北地方における地域資源の管理・利用に関する社会史的研究:「国有林史料」を中心に2010-04 -- 2014-03加藤衛拡日本学術振興会/科学研究費補助金 基盤研究(B)11,830,000円
東北中山間地域の歴史的展開に関する基礎的研究:森林管理局・森林管理署所蔵史料を中心として-2002-04 -- 2006-03加藤衛拡日本学術振興会/科学研究費補助金 基盤研究(B)
森林コモンズの共同体論的・市民社会論的研究2002-04 -- 2005-03北尾邦伸日本学術振興会/科学研究費補助金 基盤研究(B)
都市近郊農山村の歴史的展開に関する研究 -- (現在)/
農書・山林書の研究 -- (現在)/
職歴
1985-04 -- 1995-12筑波大学農林学系助手
1996-01 -- 2004-03筑波大学農林学系助教授
2004-04 -- 2007-03筑波大学大学院生命環境科学研究科助教授
2007-04 -- 2011-09筑波大学大学院生命環境科学研究科教授
2011-10 -- 2021-03筑波大学 生命環境系教授
1995-04 -- 2018-06学習院大学史料館客員研究員
1999-04 -- 2018-06徳川林政史研究所非常勤研究員・研究協力員
1999-04 -- 2003-03名栗村名栗村史資料調査委員
2003-04 -- 2008-03飯能市飯能市名栗村史編集委員
学歴
-- 1980筑波大学 第二学群 農林学類
-- 1985筑波大学 農学研究科 農林学
取得学位
1994-11博士(農学)筑波大学
所属学協会
1995-04 -- (現在)日本農業経済学会
1995-04 -- (現在)日本村落研究学会
1995-04 -- (現在)日本農業史学会
1995-04 -- (現在)社会経済史学会
2006-04 -- (現在)日本農村生活学会
2006-04 -- (現在)地方史研究協議会
1984-04 -- (現在)林業経済学会
受賞
2009-03-28第7回(2008年度)林業経済学会賞
論文
  • 近代移行期における山村の開発と由緒:秋田藩領荒瀬村肝煎・湊家文書の解題と翻刻
    加藤 衛拡; 芳賀 和樹; 渡部 圭一
    徳川林政史研究所研究紀要/(35)/pp.143-166, 2020-03
  • 明治中~後期山村の生業と地域ネットワーク : 旧秋田藩領荒瀬村肝煎・湊家文書の解題と翻刻
    渡部 圭一; 芳賀 和樹; 福田 恵; 湯澤 規子; 加藤 衛拡
    筑波大学農林社会経済研究/34/pp.1-44, 2018-12
  • 近代治山治水事業の展開と林業革命 (国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」助成 林業経済研究所創立70周年記念シンポジウム 国土・社会・森林 : 国土管理における人と森林の関係を問う)
    加藤 衛拡
    林業経済/70(12)/pp.3-9, 2018-03
  • 明治中期阿仁鉱山をめぐる山麓村の林産物請負生産: 旧秋田藩領荒瀬村肝煎・湊家文書の解題と翻刻
    渡部 圭一; 芳賀 和樹; 加藤 衛拡
    筑波大学農林社会経済研究/(33)/pp.1-72, 2017-12
  • 公務日記にみる近代村の成立過程:秋田藩領荒瀬村肝煎・湊家文書の解題と翻刻
    渡部 圭一; 芳賀 和樹; 福田 恵; 湯澤 規子; 加藤 衛拡
    筑波大学農林社会経済研究/(32)/pp.1-67, 2016-12
  • 武蔵国西部山村における生業の展開と景観の変遷
    加藤 衛拡
    歴史地理学/58(4)/pp.45-49, 2016-09
  • 阿仁銅山山麓における森林資源利用の均衡と対抗:秋田藩領荒瀬村肝煎・湊家文書の解題と翻刻
    芳賀 和樹; 渡部 圭一; 加藤 衛拡
    徳川林政史研究所研究紀要/(50)/pp.159-179, 2016-03
  • 阿仁川上流域における村社会と耕地管理―秋田藩領荒瀬村肝煎・湊家文書の解題と翻刻―
    渡部 圭一; 芳賀 和樹; 福田 恵; 湯澤 規子; 加藤 衛拡
    筑波大学農林社会経済研究/(31)/pp.1-56, 2015-12
  • 阿仁銅山山麓における山村社会の森林資源管理―秋田藩領荒瀬村肝煎・湊家文書の解題と翻刻―
    渡部 圭一; 芳賀 和樹; 福田 恵; 湯澤 規子; 加藤 衛拡
    筑波大学農林社会経済研究/(30)/pp.1-54, 2014-12
  • 19世紀の秋田藩林政改革と近代への継承(近代林学の歴史と環境保全-森林保続思想の世界史-,2012年林業経済学会春季大会シンポジウム)
    加藤 衛拡
    林業經濟/67(2)/pp.2-4, 2014-05
  • 書評 高橋伸拓『近世飛騨林業の展開』―生業・資源・環境の視点から―
    加藤衛拡
    歴史評論(755)/pp.93-97/(755)/p.93-97, 2013-03
  • 「明治五壬申年調 官林盛衰概略考」の解題と翻刻―秋田県官林が秋田藩営林から継承した森林資源の記録―
    加藤衛拡; 芳賀和樹
    徳川林政史研究所研究紀要/0(47)/pp.137-153, 2013-03
  • 19世紀の秋田藩林政改革と近代への継承(テーマ:近代林学の歴史と環境保全-森林保続思想の世界史-,2012年春季大会論文)
    芳賀 和樹; 加藤 衛拡
    林業経済研究/58(1)/pp.14-26, 2012-03
  • 検地帳に基づく壬申地券の発行とその役割 : 江戸・東京近郊山村を例に
    加藤 衛拡
    徳川林政史研究所研究紀要46/0(46)/pp.123-143, 2012-03
  • 後藤雅知・吉田伸之編, 『山里の社会史』(史学会シンポジウム叢書), 山川出版社, 二〇一〇
    加藤 衛拡
    史學雜誌/120(3)/pp.393-401, 2011-03
  • 世界史的に貴重な国有林史料--その調査と保存 (動向 アーカイブズ学 史料保存問題)
    加藤 衛拡
    地方史研究/56(4)/pp.88-90, 2006-08
  • 国有林史料の調査と近世・近代史研究への展望
    加藤 衛拡; 太田 尚宏
    徳川林政史研究所研究紀要/0(40)/pp.1-14, 2006-03
  • 東北中山間地域の歴史的展開に関する基礎的研究--森林管理局・森林管理署所蔵史料の把握を中心として (新年特集号 共同研究の成果とゆくえ) -- (共同研究の現在)
    加藤 衛拡
    日本歴史/0(692)/pp.104-106, 2006-01
  • 首都近郊山村確立期における来訪者とその役割--埼玉県秩父郡名栗村槙田屋宿帳の分析を中心に
    加藤 衛拡
    徳川林政史研究所研究紀要/0(39)/pp.79-98, 2005-03
  • 書評と紹介 米家泰作著『中・近世山村の景観と構造』
    加藤 衛拡
    日本歴史/0(667)/pp.107-109, 2003-12
  • 山村豪農の問題関心と情報収集--武蔵国秩父郡上名栗村平沼家「古今稀成年代記」を中心に
    加藤 衛拡
    徳川林政史研究所研究紀要/0(36)/pp.41-59, 2002-03
  • 「古今稀成年代記」解説
    加藤衛拡
    名栗村史研究那栗郷/(2)/p.3-25, 2001-01
  • 「林政八書」と琉球王国の森林保全
    加藤 衛拡
    山林/(1361)/pp.28-33, 1997-10
  • 藤田佳久著『日本・育成林業地域形成論』
    加藤 衛拡
    徳川林政史研究所研究紀要/(30)/pp.107-112, 1996-03
  • 下野国黒羽藩の山林書「太山の左知」関連史料
    加藤 衛拡
    徳川林政史研究所研究紀要/(29)/pp.p157-172, 1995-03
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著書
  • 地租改正と林野の官民有区分,豪農の記録した情報集「古今稀成年代記」,農林業団体の整備,大規模手作り経営の展開―鳥居平沼家(七区)を例に―,明治末期の宿帳に見る来訪者の役割,共同造林と県造林の展開,村有財産の統一と共有林組合の成立,名栗村森林組合の設立と運営(木暮甲吉と共著),戦後の農林業生産と関連団体の再編,林業生産の活況とその後退,地域産業の衰退と農協・森林組合の合併,名栗村史編さん事業と名栗地域の未来
    加藤衛拡(一部木暮甲吉と共著)
    飯能市名栗村史編集委員会編,名栗の歴史(下),飯能市教育委員会, 2010-03
  • 史学・経済史の研究動向
    加藤衛拡 ;
    年報・村落社会研究(44)/農山漁村文化協会/p.266-278, 2009-01
  • 秋田藩木山方吟味役・賀藤景林家文書の発見―東北森林管理局の史料調査から―
    加藤衛拡
    北方社会史の視座第2巻/清文堂/p.113-115, 2008-01
  • 「武州山之根筋」と上・下名栗村の支配(丸山美季と共著),寛文検地と林野所持,切替畑と山利用の展開,家と村の確立,林業生産と林産物流通,造林の拡大と入会地,幕府の御林と御用炭生産,製炭の展開と有間谷入会争論,階層差のある上名栗村、階層差のない下名栗村,豪農経営と村経済―新立町田家を中心に―
    加藤衛拡(一部丸山美季と共著) ;
    名栗の歴史(上)/飯能市教育委員会/p.142-151,151-162,163-171,, 2008-01
  • 近代日本の青年組織による共同造林―埼玉県秩父郡名栗村「甲南智徳会」を事例として―
    加藤衛拡
    コモンズ論の挑戦―新たな資源管理を求めて/新曜社/p.62-79, 2008-01
  • 近世山村史の研究―江戸地廻り山村の成立と展開―
    加藤衛拡
    吉川弘文館, 2007-01
  • 林業史
    加藤衛拡; 成田雅美; 脇野博
    林業経済学会編,林業経済研究の論点―50年の歩みから―,日本林業調査会, 2006-01
  • 名栗村の四〇〇年
    加藤衛拡
    名栗の民俗(上)/名栗村教育委員会/p.29-54, 2004-01
  • 土地の高度利用が生みだした新環境―関東の森林景観の成立
    加藤衛拡
    江戸時代にみる日本型環境保全の源流/農山漁村文化協会/p.115-125, 2002-01
  • 平地林林業と内水面漁業,農業生産の展開と干拓事業,主穀生産と商業的農業,昭和恐慌と岩井地方(後半),終戦と民主化の動き(後半),進む土地改良・干拓,農業生産の変化と工場誘致,岩井市の現況と展望
    加藤衛拡
    岩井市史通史編/岩井市/p.672-684,891-903,939-947,, 2001-01
  • 共生時代の山利用と山づくり-近世山林書の林業技術-
    加藤衛拡
    講座人間と環境第2巻,森と人のアジア-伝統と開発のはざまに生きる-/昭和堂/p.100-130, 1999-01
  • 『紀州熊野炭焼法一条并山産物類見聞之成行奉申上候書附』の翻刻・現代語訳・解題
    加藤衛拡
    日本農書全集53農産加工4/農山漁村文化協会/p.211-281, 1998-01
  • 『林政八書全』の翻刻・現代語訳・解題
    加藤衛拡
    日本農書全集57林業2/農山漁村文化協会/p.67-261, 1997-01
  • 総合解題近世の林業と山林書の成立,『太山の左知』の翻刻・現代語訳・解題
    加藤衛拡
    日本農書全集56林業1/農山漁村文化協会/p.3-31,235-316, 1995-01
  • 林業地帯形成期における「山」の所持と村落構造-武州西川地方の寛文検地を中心に-
    加藤衛拡
    近世日本の文化と社会/雄山閣/p.68-101, 1995-01
  • 山村経済の史的構造―武州西川林業地域の分析―
    加藤 衛拡
    1994-11
  • 岩井市史資料近現代編Ⅰ~Ⅳ,近世編Ⅰ・Ⅱ(共著)
    加藤 衛拡
    岩井市史編さん委員会編,岩井市, 1992-01
  • 林業-その保護・育成
    加藤衛拡
    人づくり風土記(5)秋田/農山漁村文化協会/p.354-361, 1989-01
  • 吉野林業史料集成(一)~(十)
    加藤 衛拡
    赤羽武編,筑波大学農林学系, 1987-01
  • 津久井地方における近世的林野所有の確立,津久井地方における林業生産,足柄上・下郡の林野利用
    加藤衛拡
    神奈川の林政史/神奈川県農政部林務課/p.26-32,34-42,50-55, 1985-01
  • 『挿画吉野林業全書』,『炭焼手引草』の復刻・注記・解題(共著)
    赤羽武・加藤衛拡; +加藤 衛拡
    赤羽武編,明治農書全集13,農山漁村文化協会, 1984-01
会議発表等
  • 生業に見る吾野の歴史:武州山方地域の中で考える
    加藤 衛拡
    飯能市立博物館 特別展「吾野:未来へつなぐ地域の記録」関連講座/2018-11-25
  • 近代治山治水事業の展開と林業革命
    加藤 衛拡
    一般財団法人林業経済研究所70周年記念シンポジウム、国土・社会・森林:国土管理における人と森林の関係を問う/2017-09-30--2017-09-30
  • 古文書調査と地域づくり:将来の市史編さんを見すえて
    加藤 衛拡
    平成29年度古文書講座/2018-03-04--2018-03-04
担当授業科目
2020-10 -- 2021-02農村社会・農史学特別研究I筑波大学
2020-04 -- 2020-08農村社会・農史学特別研究I筑波大学
2020-10 -- 2020-12地域資源社会論筑波大学
2020-10 -- 2021-02農村社会・農史学講究II筑波大学
2020-04 -- 2020-08農村社会・農史学講究II筑波大学
2020-04 -- 2020-07農村社会・農史学特論筑波大学
2020-10 -- 2021-02生物資源科学インターンシップI筑波大学
2020-04 -- 2020-08生物資源科学インターンシップI筑波大学
2020-10 -- 2021-02農村社会・農史学講究III筑波大学
2020-04 -- 2020-08農村社会・農史学講究III筑波大学
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一般講演
  • 飢饉への備え:備蓄米と郷蔵
    加藤 衛拡
    阿仁川上流域の村社会と新田開発:湊家近世文書をもとに/2016-8-20--2016-8-20
  • 武蔵国西部山村における生業の展開と景観の変遷
    加藤 衛拡
    第59回歴史地理学会大会/2016-06-04--2016-06-04
  • 近世・近代日本の林業史研究―なぜ歴史資料を読むのか
    加藤 衛拡
    総合研究「自然観」(前近代を中心とした琵琶湖周辺地域における自然および自然観 の通時的変遷に関する研究)第4回研究会/2015-08-08--2015-08-09
  • 北秋田地域の社会・歴史調査の過程と意義
    加藤 衛拡
    「古文書に見る」近世の村と林業/2014-12-21--2014-12-21
  • 秋田藩の林政改革と近代への継承
    加藤 衛拡
    東北森林管理局森林・林業技術交流発表会特別公演/2014-02-06--2014-02-06
  • 民俗芸能継承による地域再生と地域からの学び
    加藤 衛拡
    飯能市文化財講座「民俗芸能(獅子舞)を学ぶ2」/2013-12-8--2013-12-8
  • 20世紀初頭の林業革命から現在の林業改革を考える
    加藤 衛拡
    全国育樹祭の併催行事・育林交流集会/2013-11-16--2013-11-16
  • 北秋田市の社会と古文書の特徴
    加藤 衛拡
    鷹巣地方史研究会/2013-07-27--2013-07-27
  • 19 世紀の秋田藩林政改革と近代への継承
    加藤 衛拡
    林業経済学会2012 年春季大会/2012-03-29--2012-03-29
  • 「山」利用の歴史に見る名栗地域
    3名; +加藤 衛拡
    歴史講座「名栗のあゆみ」/2008-11-03
  • 武蔵国の平地林と山地林
    1; +加藤 衛拡
    第16回全国雑木林会議/2008-10-18
  • 青梅林業の歴史を振り返る
    2名; +加藤 衛拡
    特定非営利活動法人 森づくりフォーラム 東京のスギ林の将来を考えるシンポジウム ―「花粉の少ない森づくり」の課題―/2007-03-17
学協会等委員
2009-10 -- 2013-09日本村落研究学会村研J編集委員
2005 -- (現在)日本農業史学会理事、会長(2017-2018)、監事(2019ー)
2003 -- 2010林業経済学会評議委員
1995-04 -- (現在)学習院大学客員研究員
1998-04 -- (現在)徳川黎明会徳川林政史研究所特認研究員
1998-04 -- 2010-03飯能市名栗村史編さん事業
学内管理運営業績
2012-04 -- 2016-03附属坂戸高等学校長
2009-04 -- 2012-03大学院生物資源生産科学専攻運営委員2011年度は研究科教務委員
2010-04 -- 2012-03生物資源学類将来検討委員会委員長
2009-04 -- 2010-03生物資源学類社会経済学コース副主任
2009-04 -- 2010-03学類大学説明会実施委員
2009-04 -- 2010-03大学院生命環境科学研究科教務委員
2009-04 -- 2010-03大学院国際地縁技術開発科学専攻運営委員
2008-04 -- 2010-03生物資源学類FD委員会委員長
2008-04 -- 2009-03生物資源学類入試委員会委員
2008-04 -- 2009-03生物資源学類社会経済学コース主任
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(最終更新日: 2020-08-24)