現在地

三津間 康幸(ミツマ ヤスユキ; Mitsuma, Yasuyuki)

所属
人文社会系
職名
助教
ORCID
00568280
研究分野
アジア史・アフリカ史
研究キーワード
アッカド語
楔形文字
Seleucid Empire
Arsacid Empire
Babylon
Late Babylonian Astronomical Diaries
オリエント
ヘレニズム
セレウコス朝
アルシャク朝
研究課題
『バビロン天文日誌』刊本未収録歴史記事の解読、研究2018-04 -- 2023-03三津間 康幸日本学術振興会/科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)基盤研究(C)
セレウコス朝およびアルシャク朝時代のバビロンにおける神殿エサギル、『バビロン人』、『市民』、王権2015-04 -- 2015-12三津間 康幸/大畠記念宗教史学研究助成基金
『バビロン天文日誌』刊本未収録史料の研究2014-04 -- 2018-03三津間 康幸日本学術振興会/学術研究助成基金助成金
『バビロン(天文)日誌』未発表資料の所蔵状況調査、断片の結合と解読2012-04 -- 2014-03三津間 康幸日本学術振興会/学術研究助成基金助成金
セレウコス朝およびアルシャク朝時代のバビロンにおける裁判にみる、都市 と王権との関係2010-10 -- 2011-09三津間 康幸三菱財団/人文科学研究助成
A Ritual Offering of the Tribute from King Seleucus and his Sons2010-07 -- 2010-07三津間 康幸日本科学協会/海外発表促進助成
セレウコス朝及びアルシャク朝のバビロニア統治体制及び都市バビロンと両王朝との関係2008-04 -- 2009-02三津間 康幸日本科学協会/笹川科学研究助成
前2世紀後半から前1世紀前半における、アルシャク朝のバビロニア統治体制形成過程2004-04 -- 2006-03三津間 康幸日本学術振興会/特別研究員奨励費
職歴
2019-04 -- (現在)筑波大学 人文社会系 助教
2018-04 -- 2019-03聖心女子大学 文学部史学科 非常勤講師
2017-04 -- 2018-03筑波大学 人文・文化学群 非常勤講師
2016-10 -- 2017-03東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院 非常勤講師
2015-04 -- 2017-03聖心女子大学 文学部史学科 非常勤講師
2015-04 -- 2018-09東洋英和女学院大学 生涯学習センター 非常勤講師
2014-10 -- 2015-03筑波大学 人文・文化学群 非常勤講師
2014-04 -- 2019-03東洋大学 文学部史学科 非常勤講師
2011-08 -- 2013-08日本学術振興会 海外特別研究員
2011-06 -- 2013-09ロンドン大学 東洋アフリカ研究学院 (SOAS) 近中東言語文化学科 客員研究員
学歴
2002-04 -- 2009-03東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻博士後期課程修了
2000-04 -- 2002-03東京大学大学院 総合文化研究科 地域文化研究専攻修士課程修了
1996-04 -- 2000-03筑波大学 第一学群 人文学類卒業
取得学位
2009-03博士 (学術)東京大学大学院
2002-04修士 (学術)東京大学大学院
所属学協会
-- (現在)American Oriental Society
-- (現在)史学会
-- (現在)歴史学研究会
-- (現在)日本オリエント学会
-- (現在)古代世界研究会
-- (現在)東方キリスト教学会
-- (現在)日本聖書学研究所
査読付き学術雑誌・国際会議論文
  • The Earliest Candidates of Auroral Observations in Assyrian Astrological Reports: Insights on Solar Activity around 660 BCE
    Hayakawa Hisashi; Mitsuma Yasuyuki; Ebihara Yusuke; Miyak...
    The Astrophysical Journal Letters/884(L18), 2019-10
  • 『祭司アイタイラーハーと助祭ハプサイの殉教』訳註
    三津間 康幸; 石渡 巧
    エイコーン/(30)/pp.57-73, 2004-01
  • 『カルカー・ド・ベート・スロークとその地の殉教者達の歴史』訳注・一
    三津間 康幸; 石渡 巧
    エイコーン/(31)/pp.61-77, 2005-01
  • ダーラーブギルドのマスジェデ・サンギー遺跡の碑文: 中期ペルシア文字碑文と東方シリア教会史
    三津間 康幸; 青木 健
    エイコーン/(34)/pp.95-108, 2006-01
  • 『カルカー・ド・ベート・スロークとその地の殉教者達の歴史』訳注・二
    三津間 康幸; 石渡 巧
    エイコーン/(33)/pp.93-112, 2006-01
  • ヒメロスの役職について
    三津間 康幸
    オリエント/46(1)/pp.191-196, 2003-01
  • セレウコス朝及びアルシャク朝支配下のバビロニアにおける将軍職
    三津間 康幸
    オリエント/45(2)/pp.26-55, 2003-01
  • セレウコス朝及びアルシャク朝支配下のバビロニアにおける知事職
    三津間 康幸
    オリエント/47(2)/pp.80-101, 2005-01
  • バビロンでの息災祈願の奉献における神殿エサギルと王権
    三津間 康幸
    聖書学論集/(44)/pp.37-56, 2012-03
  • 「バビロン人」「バビロンの子ら」、神殿エサギル:アレクサンドロス大王以降の天文日誌および年代誌による研究
    三津間 康幸
    聖書学論集/(46)/pp.281-296, 2014-10
  • From Preliminary Diaries to Short Diaries: The First and Second Steps in the Compilation Process of the Late Babylonian Astronomical Diaries
    三津間 康幸
    SCIAMVS/16/pp.53-73, 2015-01
  • The Offering for Well-being in Seleucid and Arsacid Babylon
    三津間 康幸
    Archiv für Orientforschung/53/pp.117-127, 2015-01
  • アルシャク朝時代の「市民」と「長老会」との関係について:未公刊のバビロン天文日誌 BM 35269 + 35347 + 35358 からの展望
    三津間 康幸
    オリエント/58(1)/pp.30-39, 2015-09
  • Earliest datable records of aurora‑like phenomena in the astronomical diaries from Babylonia
    Hisashi Hayakawa Yasuyuki Mitsuma Yusuke Ebihara Akito Da...
    Earth, Planets and Space/68/p.195, 2016-11
  • The earliest drawings of datable auroras and a two-tail comet from the Syriac Chronicle of Zūqnīn
    HAYAKAWA Hisashi; MITSUMA Yasuyuki; FUJIWARA Yasunori; Da...
    Publications of the Astronomical Society of Japan/69(2)/p.17., 2017-04
  • 世界最古 のオーロラ 文字記録 と 図像記録
    三津間康幸、早川尚志
    天文月報/2017(7)/pp.472-479, 2017-06
  • A New Attestation of Ardaya, the General of Babylonia under the Declining Seleucid Rule
    三津間 康幸
    Orient/53/pp.55-68, 2018-09
その他の論文・記事
  • 古代メソポタミアの占星術に見る人間の生と死
    三津間 康幸
    死生学年報/2019/pp.119-134, 2019-03
  • An Unusual Arc and the Eclipsed Moon with Colour of elmēšu
    Mitsuma Yasuyuki; Hayakawa Hisashi
    Nouvelles Assyriologiques Brèves et Utilitaires/2019(1)/pp.48-50, 2019-03
  • 史料・文献紹介: 松島英子『メソポタミアの神像―偶像と神殿祭儀―』
    三津間 康幸
    歴史学研究/(777)/p.60, 2003-01
  • 2004年度歴史学研究会大会報告主旨説明: 合同部会: 『ローマ』概念の2000年
    三津間 康幸
    歴史学研究/(788)/pp.61-62, 2004-01
  • 史料・文献紹介: 前田 徹『メソポタミアの王・神・世界観―シュメール人の王権観―』
    三津間 康幸
    歴史学研究/(793)/p.60, 2004-01
  • 2004年の歴史学界―回顧と展望―〔西アジア・北アフリカ〕古代オリエント (2)
    三津間 康幸
    史學雑誌/114(5)/pp.297-300, 2005-01
  • 新刊紹介: 日本オリエント学会編『古代オリエント事典』
    三津間 康幸
    オリエント/47(2)/pp.161-162, 2005-01
  • 「アッシリア帝国」「エジプト・ヒッタイト平和同盟条約」「ハンムラビ法典」「ペルシア帝国」
    三津間 康幸
    国際政治事典/p.26, 132, 818, 902, 2005-01
  • 駒場14号館より日食を見る
    三津間 康幸
    東京大学学内広報/(1389)/pp.22-22, 2009-08
  • 210 アレクサンドロス大王のバビロン征服(前三三一―三三〇年) バビロン天文日誌(前三三一―前三三〇年)
    三津間 康幸
    世界史史料/1/pp.335-336, 2012-07
  • 212 セレウコス朝の衰退(前二世紀後半) バビロン天文日誌(前一四一―一四〇年)
    三津間 康幸
    世界史史料/1/pp.338-340, 2012-07
  • 213 アルサケス(アルシャク)朝の苦難(前一三〇年代―前一〇〇年代) バビロン天文日誌(前一一九―前一一八年)
    三津間 康幸
    世界史史料/1/pp.340-341, 2012-07
  • 大英博物館における『バビロン天文日誌』の調査・研究
    三津間 康幸
    かいほう/117/pp.5-7, 2013-08
  • 書評 阿部拓児著『ペルシア帝国と小アジア:ヘレニズム以前の社会と文化』
    三津間 康幸
    オリエント/59(1)/pp.74-76, 2016-09
  • 書評 渡辺和子著『エサルハドン王位継承誓約文書』
    三津間 康幸
    オリエント/61(1)/pp.58-62, 2018-09
  • Arsacid Naval Attack on Mesene?: New Reading of a Passage in the Astronomical Diary -132D1
    三津間 康幸
    Nouvelles Assyriologiques Brèves et Utilitaires/2005(1)/pp.23-24, 2005-01
  • Office of rab kumarī
    三津間 康幸
    Nouvelles Assyriologiques Brèves et Utilitaires/2005(4)/pp.85-86, 2005-01
  • ‘The General in Charge of the Four stratēgiai’?
    三津間 康幸
    Nouvelles Assyriologiques Brèves et Utilitaires/2007(1)/pp.9-10, 2007-01
  • Ištar of Babylon in ‘Day-One Temple’
    三津間 康幸
    Nouvelles Assyriologiques Brèves et Utilitaires/2008(4)/pp.96-99, 2008-01
  • Addenda et corrigenda ad NABU 2008/69
    三津間 康幸
    Nouvelles Assyriologiques Brèves et Utilitaires/2009(2)/p.35, 2009-01
  • The Dating of a Military Operation by the "General above the Four Generals"
    三津間 康幸
    Nouvelles Assyriologiques Brèves et Utilitaires/2010(4)/p.109, 2010-01
  • "The Judges of the King" and "The Judges of the Temples"
    三津間 康幸
    Nouvelles Assyriologiques Brèves et Utilitaires/2011(2)/pp.40-40, 2011-06
  • Corrigenda ad NABU 2010/89
    三津間 康幸
    Nouvelles Assyriologiques Brèves et Utilitaires/2011(2)/pp.36-36, 2011-06
  • セレウコス朝時代のバビロンにおける『諸神殿の判事たち』の管轄範囲
    三津間 康幸
    オリエント/54(1)/pp.182-185, 2011-09
  • The Offering for the Ritual of King Seleucus III and His Offspring
    三津間 康幸
    Time and History in the Ancient Near East: Proceedings of the 56th Rencontre Assyriologique Internationale at Barcelona 26–30 July 2010/pp.739-744, 2013-07
著書
  • エルサレム陥落時の新バビロニア諸将(エレミヤ書39:3)について:『聖書協会共同訳』刊行に寄せて
    三津間 康幸
    科研費新学術領域研究「都市文明の本質」研究成果報告2018年度, pp.89-92, 2019-03
  • 古代メソポタミアの占星術における「媒介するモノ」 :『諸国の法の書』の「カルデア人」におけるその変容をめぐって
    三津間 康幸
    媒介物の宗教史・上巻, リトン, pp.253-263, 2019-06
  • The Unusual Babylonian Astronomical Diary -99C in Light of Late Babylonian and Syriac Astronomical and (Anti-)Astrological Texts
    三津間 康幸
    East-West Encounter in the Science of Heaven and Earth, Institute for Research in Humanities, Kyoto University, pp.3-13, 2019
  • The Relationship between Greco-Macedonian CItizens and the "Council of Elders" in the Arsacid Period: New Evidence from Astronomical Diary BM 35269 + 35347 + 35358
    Mitsuma Yasuyuki
    Keeping Watch in Babylon: The Asronomical Diaries in Context, Brill, pp.294-306, 2019
  • シリア・キリスト教における梯子物語
    三津間 康幸
    異界の交錯 【上巻】, 2006-02
  • セレウコス朝時代のバビロンにおける神殿監督職
    三津間 康幸
    経験としての聖書: 大貫隆教授献呈論文集, リトン, 2009-03
  • バビロン:天空を仰ぎ見る学知の都市
    本村 凌二 島田 誠 池口 守 佐藤 昇 樋脇 博敏 澤田 典子 井...
    ローマ帝国と地中海文明を歩く, 講談社, 2013-04
  • Bibliography: The Ancient Mediterranean World: Studies by Japanese Scholars in the 20th Century
    Ryoji MOTOMURA; Neil MCLYNN; Takumi ISHIWATA; Yasuyuki MI...
    Editorial Board of KODAI, 2004-12
  • 『バビロン天文日誌』にみる占星術と天文学との関係
    三津間 康幸
    スピリチュアリティの宗教史 【下巻】, リトン, 2012-01
  • セレウコス朝およびアルシャク朝時代の王権の展開と都市バビロン : 『日誌』を主要資料とした研究
    三津間 康幸
    2009-01
会議発表等
  • セレウコス朝およびアルシャク朝時代 バビロンの都市構造:『バビロン天文日誌』の記述を中心に
    三津間 康幸
    新学術領域研究「都市文明の本質」 A01-計画研究01・A02-計画研究02 第1回合同研究会 「都市文明の本質を探る: 西アジアとその周縁」/2019-07-27--2019-07-27
  • セレウコス朝・アルシャク朝時代バビロンの景観と社会
    三津間 康幸
    新学術領域研究「都市文明の本質」A02-計画研究02 第4回研究会「古代西アジア都市の景観と社会」/2019-06-02--2019-06-02
  • バビロン天文日誌の研究:現状と展望
    三津間 康幸
    日本地球惑星科学連合 (JpGU) 2019年大会/2019-05-27--2019-05-27
  • セレウコス朝及びアルシャク朝支配下のバビロニアにおける将軍職
    三津間 康幸
    日本オリエント学会第44回大会/2002-01-01
  • セレウコス朝及びアルシャク朝支配下のバビロンにおける『統治者礼拝』
    三津間 康幸
    日本オリエント学会第46回大会/2004-01-01
  • セレウコス朝及びアルシャク朝の神殿支配―バビロニアにおける関係諸官職の役割を中心に―
    三津間 康幸
    日本西洋史学会第55回大会/2005-01-01
  • アルシャク朝支配下のバビロニアにおける『アラブ』
    三津間 康幸
    日本オリエント学会第47回大会/2005-01-01
  • ダーラーブギルドのマスジェデ・サンギー遺跡の碑文: 中世ペルシア文字碑文と東方シリア教会史
    三津間 康幸
    第6回東方キリスト教学会/2006-01-01
  • 『バビロン天文日誌』の作成過程と目的
    三津間 康幸
    日本オリエント学会第49回大会/2007-01-01
  • 『(バビロン天文) 日誌』におけるBābilāya, mār Bābili
    三津間 康幸
    日本オリエント学会第51回大会/2009-01-01
  • 前224/3年のバビロンにおける「セレウコス王および彼の息子たち」の儀式
    三津間康幸
    史学会第107回大会/2009-01-01
  • The Succession Offering of King Seleucus III
    三津間康幸
    第56回国際アッシリア学会/2010-07-01
  • 「バビロン王名表」におけるセレウコス朝とアルゲアダイ統治時代の連結
    三津間康幸
    日本西洋史学会第61回大会/2011-05-01
  • セレウコス朝およびアルシャク朝時代のバビロンにおける「市民」とその組織
    三津間 康幸
    日本オリエント学会56回大会/2014-10-26
  • シリア語資料『ズークニーン年代記』のオーロラ図像
    三津間 康幸
    古典籍文理融合研究会1/2017-03-07
  • History and Historical Writing: Astronomical Diaries of Hellenistic Babylon
    三津間 康幸
    The Third International Conference on Ancient History/2005-01-01
  • The Succession Offering of King Seleucus III
    三津間 康幸
    56e Rencontre assyriologique internationale/2010-01-01
  • Scholars' Own Reports and Royal Letters: How and When They Were Included in Astronomical Diaries?
    三津間 康幸
    第58回国際アッシリア学会/2012-07-01
  • Compilation of the Late Babylonian “Standard” Astronomical Diaries
    三津間 康幸
    第59回国際アッシリア学会/2013-07-15
  • Stylistic Development of the Astronomical Diaries from Babylonia
    三津間 康幸
    4th Regensburg Workshop on Mesopotamian Astral Sciences/2014-05-15
  • 『バビロン天文日誌』による古代の天変地異の研究
    三津間 康幸
    研究会 「天変地異と人間」/2014-07-31
  • Unusual Babylonian Astronomical Diary -99C in Light of Late Babylonian and Syriac Astronomical and (Anti-) Astrological Texts
    三津間 康幸
    ICTSA (International Conference on Traditional Sciences in Asia) 2017: East-West Encounter in the Science of Heaven and Earth/2017-10-25
  • バビロン天⽂⽇誌︓その概要とオーロラ活動の記録
    三津間 康幸
    The Fifth Symposium on Historical Astronomical Records and Modern Science/2018-03-23
一般講演
  • ローマ帝国のライバルたち1
    三津間 康幸
    高千穂大学授業公開(総合科目A)「古代ローマ研究の最前線」/2014-06-17
  • ローマ帝国のライバルたち2
    三津間 康幸
    高千穂大学授業公開(総合科目A)「古代ローマ研究の最前線」/2014-06-24
  • バビロニアの言葉と文化: アッカド語の世界
    三津間 康幸
    公開講座/世界を知る/2014-08-02
  • ギリシア文化とバビロニア
    三津間 康幸
    文芸総合研究B (地中海というメディア)/2016-05-14
  • セレウコス朝およびアルシャク朝時代のバビロン天文日誌、年代誌に見る供犠
    三津間 康幸
    第28回古代・東方キリスト教研究会/2016-06-05
  • バビロン天文日誌の世界
    三津間 康幸
    2016年度第7回宇宙学セミナー・楔形文字講習会/2016-08-02
学協会等委員
2002-06 -- 2004-05歴史学研究会委員
メッセージ
セレウコス朝、アルシャク朝時代(紀元前3世紀から前1世紀)の西アジア史、特にバビロニア史、そして同時代のバビロニアの天文学や占星術について研究しています。特に史学においては、このような研究は古代オリエント史、西洋古代史、イスラーム史といった従来的な学問分野のいずれからも外れているため、また使える史料が限られているために、研究が遅れていました。しかし近年、『バビロン天文日誌』というアッカド語楔形文字粘土板文書の刊行により、セレウコス朝、アルシャク朝時代のバビロニアについて多くの情報が得られるようになりました。天文日誌は大英博物館が主に所蔵しており、すでに刊行された400枚強の粘土板のほか、未刊行の粘土板が1000枚強あるため、私もしばしば大英博物館で調査し、未刊行史料を報告しています。紀元前の西アジアの研究というと、現代日本とのつながりは薄いようにも思われますが、一神教(ユダヤ教・キリスト教)の形成、貨幣の発達、長期的な紀元によって年を数える方法の導入、そしてテレビや雑誌でよく目にする星座占いで用いられる「黄道十二宮」概念の生成はいずれも紀元前1千年紀からその少し後の西アジアやその周辺で起こったものです。筑波大学では、現代社会と古代西アジアのつながりを様々な側面から実感できるような活動をしていきたいと思います。

(最終更新日: 2019-10-20)