佐藤 麻理絵(サトウ マリエ)

所属
人文社会系
職名
助教
eメール
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研究分野
地域研究
国際関係論
研究キーワード
中東地域研究
難民研究
現代ヨルダン政治
研究課題
現代中東における難民主導型組織の展開とレジリエンスをめぐる実証的研究2023-04 -- 2026-03佐藤 麻理絵日本学術振興会/若手研究3,380,000円
現代中東における難民主導型組織の展開とレジリエンスをめぐる実証的研究2018-04 -- 2023-03佐藤麻理絵日本学術振興会/若手研究2,730,000円
現代中東におけるイスラーム的NGOの域内ネットワークの解明:ヨルダンを中心に2018-04 -- 2023-03佐藤麻理絵日本学術振興会/若手研究2,730,000円
“熱”からみる自然資源利用の知と実践―中東・ユーラシア乾燥地をフィールドに2019-09 -- 2022-03佐藤麻理絵人間文化研究機構/現代中東地域研究次世代共同研究
ヨルダンにおける都市難民の居住動態と空間変容2019-07 -- 2020-06佐藤麻理絵難民研究フォーラム/
現代中東における難民とその生存基盤―難民ホスト国ヨルダンの都市・イスラーム・NGO2017-04 -- 2018-03佐藤麻理絵日本学術振興会/研究成果公開促進費「学術図書」
イスラーム的NGOが創る21世紀型人道支援システム:中東の地域紛争と難民を事例に2016-04 -- 2019-03佐藤麻理絵日本学術振興会/特別研究員奨励費4,420,000円
学歴
2006-04 -- 2011-03中央大学 総合政策学部 政策科学科
2009-08 -- 2010-06コペンハーゲン大学 社会科学部 政治学科
2011-04 -- 2016-03京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科
取得学位
2016-03博士(地域研究)京都大学
所属学協会
2013 -- (現在)日本中東学会
2014 -- (現在)日本沙漠学会
2016 -- (現在)英国中東学会
2019 -- (現在)日本イスラム協会
2020 -- (現在)移民政策学会
2021 -- (現在)日本国際政治学会
論文
  • Linking population fluidity and olive production in Jordan and Syria
    SATO Marie; IZUMI Tomoki; ABU-ZREIG Majed; UNAMI Koichi
    Journal of Arid Land Studies/34(S)/pp.39-43, 2024-07-30
  • Does synchronization of biennial bearing in olive production exist?: Evidence from the Mediterranean countries
    KASHIWAGI Kenichi; SATO Marie; KAMIYAMA Hajime
    Journal of Arid Land Studies/34(S)/pp.51-54, 2024-07-30
  • イラク北部多元社会における少数派ヤズィーディーの戦後復興―ニーナワー県バアシーカ準地区のオリーブ栽培の事例から―
    佐藤 麻理絵
    イスラーム世界研究 = Kyoto bulletin of Islamic area studies/16/pp.131-144, 2023-03
  • Refugee settlement and heat in the arid regions: The case of Jordan
    Sato Marie
    Journal of Arid Land Studies/32(S)/pp.289-293, 2022-12
  • 「滞日ムスリムのネットワークとトルコを拠点とするシリア人NGOの連携―大塚モスク・JITを起点とするシリア難民支援」
    佐藤 麻理絵
    移民政策研究/14/pp.91-106, 2022-06
  • 紛争下における人道支援―トルコを起点とするシリア人ディアスポラ組織の展開
    佐藤 麻理絵
    イスラーム世界研究/pp.222-239, 2022-03
  • イスラームの連帯が創造する難民保護―ヨルダンのイスラーム的NGOによる国際連携の事例から―
    佐藤 麻理絵
    難民研究ジャーナル/11/pp.94-106, 2022-03
  • イスラーム都市論からみる難民居住―ヨルダンにおけるシリア難民の事例から
    佐藤 麻理絵
    難民研究ジャーナル/10/pp.86-98, 2021-03
  • Islamic Charity and Royal NGOs in Jordan: The Role of Monarchial Institutions in its Balancing Act
    Sato Marie
    Asia-Japan Research Academic Bulletin/1/pp.1-12, 2019-11
  • 難民ホスト国ヨルダンにおける国内アクターの展開―イスラーム的NGOの分析を通じて
    佐藤 麻理絵
    アジア・アフリカ地域研究/18(1)/pp.1-19, 2018-09
著書
  • 第3章 市民社会──脱政治化されるヨルダン君主制下NGOsの展開
    佐藤 麻理絵
    君主制諸国 (シリーズ・中東政治研究の最前線), 2023-6
  • 第7章 難民を救うイスラーム的NGO―イスラームに根ざす支え合いの仕組み
    佐藤 麻理絵
    現代中東における宗教・メディア・ネットワーク―イスラームのゆくえ/春風社/pp.171-192, 2021-02
  • 現代中東の難民とその生存基盤: 難民ホスト国ヨルダンの都市・イスラーム・NGO
    佐藤 麻理絵
    ナカニシヤ出版, 2018-03
会議発表等
  • Visualizing soil moisture content and historical transformation of livelihood: A case of Irbid, Jordan
    佐藤 麻理絵
    Visualizing Diverse Socio-Environmental Systems: Toward Robustness Beyond Resilience/2023-12-3
  • Complexity, Contingency and Depoliticization of Civil Society in Jordan
    佐藤 麻理絵
    International Workshop “Exploring Social Resilience of Jordan: Formal and Informal Resource Allocations"/2023-10-14
  • Islam and Cosmetics: Role of Olives
    佐藤 麻理絵
    Tsukuba Conference 2023, The Role of Humanities and Social Sciences in the International Co-creative Strategies Beyond SDGs(CiC)/2023-9-27
  • 越境する人道支援-難民自身によるレジリエンス構築の模索-
    佐藤 麻理絵
    第19回DDPIセミナー/2023-6-15
  • Linking population fluidity and olive production in Jordan and Syria
    佐藤 麻理絵
    DESERT TECHNOLOGY XV (DTXV) INTERNATIONAL CONFERENCE ON ARID LAND, 2023 Jordan University of Science and Technology/2023-6-3--2023-6-6
  • Does Synchronization of Biennial Bearing in Olive Production Exist?: Evidence from the Mediterranean Countries
    Kashiwagi Kenichi; Sato Marie; Kamiyama Hajime
    DESERT TECHNOLOGY XV (DTXV) INTERNATIONAL CONFERENCE ON ARID LAND, 2023/2023-06-03--2023-06-06
  • The Hybridity of Transnational Activism by Muslim Migrant Organizations in Japan
    佐藤 麻理絵
    ISTR 15th International Conference/2022-7-14
  • イラク北部ニーナワー県における多元社会の学際的将来像
    佐藤 麻理絵
    2022年度海外学術調査フォーラム「フィールドサイエンスと 共同研究の可能性」/2022-6-25
  • Syrian Refugee-Run Aid Organizations Helping Newcomers: Observations in Turkey
    Sato Marie
    Syrian Refugees in Their Calamities, Survival, and Future Lives: A Japan Roundtable/2022-6-12
  • 難民が創造する人道支援:シリア・トルコ国境を超えて
    佐藤 麻理絵
    中東・イスラーム研究の課題と展望 ポストコロナ時代へむけて/2022-1-8
担当授業科目
2024-10 -- 2024-12国際学I筑波大学
2024-10 -- 2024-12国際日本社会科学1B筑波大学
2024-10 -- 2024-12Migration and Multicultural Studies 2筑波大学
2024-10 -- 2024-12人間の安全保障論筑波大学
2024-04 -- 2024-07国際日本社会科学1A筑波大学
2023-10 -- 2023-12Migration and Multicultural Studies 3筑波大学
2023-10 -- 2023-12国際学I筑波大学
2023-10 -- 2023-12Migration and Multicultural Studies 1筑波大学
2023-10 -- 2024-03国際学Iチュートリアル筑波大学
2023-04 -- 2023-07国際学を学ぶIII筑波大学
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メッセージ
中東地域における難民事象を事例に、難民の生存基盤や彼らを下支えするイスラーム的な組織の活動に着目し、ヨルダンを主なフィールドとして調査してきました。また、難民の多くが都市部に居住していることから、都市という空間を生態環境、政治・経済の両側面から捉え、君主制国家であるヨルダンの体制維持のメカニズムと合わせて考察を試みています。今後は、トランスナショナルに活動を展開するイスラーム的な組織や、これらの連携についても検討を深めていきたいと考えています。日本においても、滞日ムスリムのトランスナショナル活動を対象に、その越境性の検討や、日本社会における彼らの多文化共生の模索を追っています。

(最終更新日: 2024-11-01)