那須 昭夫(ナス アキオ)

所属
人文社会系
職名
教授
科研費番号
00294174
研究分野
言語学
日本語学
研究キーワード
音韻論
音声学
最適性理論
アクセント
オノマトペ
促音
研究課題
標準日本語の地域的変種における中和指向型アクセント変化の動態記述2024 -- 2027那須昭夫日本学術振興会/基盤研究(C)4,030,000円
音調中和過程の地域的多様性・特異性と新たな標準化の成立機序2020 -- 2023那須 昭夫日本学術振興会/基盤研究(C)3,120,000円
付属語音調変異の同時間的な動態記述と変異生成機序の解明2017 -- 2019那須 昭夫日本学術振興会/基盤研究(C)2,600,000円
促音節近傍におけるプロソディと象徴性の構成に関する研究2014 -- 2016那須 昭夫日本学術振興会/基盤研究(C)2,470,000円
オノマトペの語末特殊モーラの韻律機能特性に関する実証的研究2011 -- 2013那須 昭夫日本学術振興会/基盤研究(C)2,990,000円
韻律語形成の適格性を制御する音韻特性の研究2007 -- 2010那須 昭夫日本学術振興会/若手研究(B)3,310,000円
オノマトペの韻律計算機構の獲得と変異に関する研究2004 -- 2006那須 昭夫日本学術振興会/若手研究(B)2,000,000円
プロソディーの多様性と普遍性に関する総合的研究2002 -- 2004窪薗 晴夫日本学術振興会/基盤研究(B)1,100,000円
日本語オノマトペの韻律特性に関する研究2001 -- 2002那須 昭夫日本学術振興会/若手研究(B)900,000円
職歴
1997-04 -- 1998-12大阪外国語大学外国語学部助手
1999-01 -- 2001-12大阪外国語大学外国語学部講師
2002-01 -- 2006-03大阪外国語大学外国語学部助教授
2006-04 -- 2008-07筑波大学大学院人文社会科学研究科講師
2008-07 -- 2011-09筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授
2011-10 -- (現在)筑波大学人文社会系准教授
学歴
1992-04 -- 1997-03筑波大学 文芸・言語研究科 言語学専攻
取得学位
2002-07博士(言語学)筑波大学
1994-03修士(言語学)筑波大学
免許資格等
1992-03高等学校教諭第一種免許状(国語)
所属学協会
1995 -- (現在)日本音韻論学会
1995 -- (現在)日本音声学会
1993 -- (現在)日本言語学会
1993 -- (現在)日本語学会
1992 -- (現在)筑波大学日本語日本文学会
受賞
2024-09日本音声学会賞(優秀論文賞)
論文
  • サ変ナガラ節での音韻句の構成と音調中和
    那須 昭夫
    音韻研究/(27)/pp.51-68, 2024-03
  • 平板ナガラ節の起伏化にみる共通語アクセントの変異と地域的多様性:『日本語話し言葉コーパス』所収発話の分析
    那須 昭夫; 今田 水穂; 菅野 倫匡
    音声研究/27(3)/pp.77-91, 2024-01
  • 接尾辞「-方」を含む派生名詞でのアクセント変異―平板化率にみる地域差と母方言からの干渉―
    那須 昭夫; 今田 水穂; 文 昶允; 田川 拓海
    音声研究/26(1)/pp.1-12, 2022-10
  • Neutralization and paradigm simplification : Recent accentual variation in the cardinal numerals
    Nasu Akio
    音韻研究/(25)/pp.33-38, 2022-03
  • 「児童・生徒作文コーパス」に対する節境界ラベル付与
    今田 水穂; 田川 拓海; 文 昶允; 那須 昭夫
    F1000 Research, 2021-07
  • A recent tonal neutralization in Japanese auxiliaries and the prosodic size factor
    Nasu Akio
    音韻研究/(22)/pp.91-101, 2019-08
  • 付属語「たい」の音調変異
    那須 昭夫
    筑波日本語研究/(22)/pp.1-33, 2018-01
  • いわゆる語末促音の知覚に寄与する韻律特徴
    那須 昭夫
    筑波日本語研究/(21)/pp.1-18, 2017-02
  • 若年話者に生じつつある付属語アクセントの変化 : ナガラ節での起伏化傾向(研究発表,日本音声学会2015年度(第29回)全国大会発表要旨)
    那須 昭夫; 栗木 風香
    音声研究/19(3)/pp.66-67, 2015-12
  • 拡張反復形の形態音韻派生
    那須 昭夫
    筑波日本語研究/(20)/pp.1-20, 2016-02
  • 縮約音声における二種類の撥音 -ピッチ動態の比較-
    那須 昭夫
    文藝言語研究:言語篇/68/pp.97-120, 2015-09
  • オノマトペの語形成とレベル順序づけ
    那須 昭夫
    日本語と日本文学/(58)/pp.41-62, 2015-03
  • アクセントの世代差と対立の中和 -長野県千曲市での臨地調査から-
    那須 昭夫
    文藝言語研究(言語篇)/67/pp.69-98, 2015-03
  • オノマトペの言語学的特徴--子音の分布と有標性 (特集 オノマトペと日本語教育)
    那須 昭夫
    日本語学/26(7)/pp.4-15, 2007-06
  • ピッチ動態からみたオノマトペ語末促音の性格
    那須 昭夫
    文藝言語研究(言語篇)/65/pp.1-18, 2014-03
  • 2010年・2011年における日本語学界の展望 音韻(理論・現代)
    那須 昭夫
    日本語の研究/8(3)/pp.59-66, 2012-07
  • 無語尾のオノマトペはどう発音されるか -音調型の分析-
    那須 昭夫
    文藝言語研究(言語篇)/61/pp.159-176, 2012-03
  • 部分反復オノマトペにおける韻律写像と無標志向性
    那須 昭夫
    KLS/30/p.278-289, 2010-06
  • 特殊モーラの分節構造と安定度
    那須 昭夫
    文藝言語研究(言語篇)/(56)/pp.53-71, 2009-01
  • 角岡賢一著, 『日本語オノマトペ語彙における形態的・音韻的体系性について』, 2007年2月28日発行, くろしお出版刊, A5判, 288ページ, 4,800円+税
    那須 昭夫
    日本語の研究/5(1)/pp.60-65, 2009-01
  • 新しく生まれるオノマトペ -新造語の音韻特徴-
    那須 昭夫
    國文學/53(14)/p.80-88, 2008-10
  • 書評:角岡賢一『日本語オノマトペ語彙における形態的・音韻的体系性について』
    那須 昭夫
    言語/37(2)/p.10, 2008-02
  • オノマトペの語末促音
    那須 昭夫
    音声研究/11(1)/p.47-57, 2007-04
  • オノマトペ語尾の分布と相互の関係
    那須 昭夫
    筑波日本語研究/0(12)/pp.1-25, 2007-01
  • 新しいオノマトペの構造--「辞典に載っていない形」の文法性 (特集 新しい日本語)
    那須 昭夫
    日本語学/25(9)/pp.37-45, 2006-08
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著書
  • 第1章 式保存型接尾辞「-方」の音調形成
    那須 昭夫
    プロソディー研究の新展開/開拓社/pp.1-20, 2022-02
  • ナガラ節における音調の形成と変異
    那須 昭夫
    音韻研究の新展開:窪薗晴夫教授還暦記念論文集/開拓社/pp.169-183, 2017-03
  • The phonological lexicon and mimetic phonology
    Nasu Akio
    Handbook of Japanese Phonetics and Phonology/Mouton de Gruyter/pp.253-288, 2015-03
  • 音韻論
    那須 昭夫
    音声学基本事典/勉誠出版/pp.179-182, 2011-08
  • オノマトペ
    那須 昭夫
    音声学基本事典/勉誠出版/pp.254-256, 2011-08
  • Phonological Markedness and Asymmetries in Japanese Mimetics
    Nasu Akio
    Asymmetries in Phonology: An East-Asian Perspective/Kurosio/pp.49-76, 2008-02
  • 近畿方言における音調変異をめぐって -自律分節理論 vs. 最適性理論-
    那須 昭夫
    現代音韻論の論点/晃学出版/pp.39-58, 2007-09
  • Reduplicants and Prefixes in Japanese Onomatopoeia
    Nasu Akio
    A New Century of Phonology and Phonological Theory/Kaitakusha/pp.210-221, 2003-10
  • 日本語オノマトペの語形成と韻律構造
    那須 昭夫
    2002-07
  • 文献解題:Harry van der Hulst & Noval Smith (eds.) "Autosegmental Studies on Pitch Accent" Dordrecht: Foris, 1988
    那須 昭夫
    英語学文献解題6 音声学・音韻論/研究社/pp.188-190, 1999-11
  • 文献解題:Rene Kager "A Metrical Theory of Stress and Destressing in English and Dutch" Dordrecht: Foris, 1989
    那須 昭夫
    英語学文献解題6 音声学・音韻論/研究社/pp.244-245, 1999-11
会議発表等
  • 平板ナガラ節の起伏化に見る地域的多様性
    那須 昭夫; 今田 水穂; 菅野 倫匡
    第36回日本音声学会全国大会/2022-09-25
  • 接尾辞「-方」の音調変異にみる語長と母方言の影響
    那須 昭夫; 今田 水穂; 文 昶允; 田川 拓海
    第16回音韻論フェスタ/2021-03-08--2021-03-09
  • 音調中和の進行動態と制御機序
    那須 昭夫
    東京音韻論研究会12月度例会/2019-12-19--2019-12-19
  • ソウダ節での音調中和にかかわる構造的・地域的要因
    那須 昭夫
    日本語学会2019年度秋季大会/2019-10-26--2019-10-27
  • 形容詞語幹の音調指定解釈
    那須 昭夫
    第14回音韻論フェスタ/2019-03-04--2019-03-05
  • 式保存型付属語の音調変異と韻律最小性
    那須 昭夫; 菅野 倫匡
    第13回音韻論フェスタ/2018-03-05--2018-03-06
  • ナガラ節のアクセント変異と音韻句
    那須 昭夫
    NINJAL「対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法」プロジェクト音声研究班「語のプロソディーと文のプロソディー」平成29年度第1回研究発表会/2017-06-18--2017-06-18
  • The phonological regularity of Japanese mimetics: Segmental markedness in mimetic neologisms
    Nasu Akio
    NINJAL International Symposium 2016 “Mimetics in Japanese and Other Languages of the World/2016-12-17--2016-12-18
  • 若年話者に生じつつある付属語アクセントの変化 -ナガラ節での起伏化傾向-
    那須 昭夫
    第29回日本音声学会全国大会/2015-10-03--2015-10-04
  • F0動態からみたオノマトペ語末促音の性格
    那須 昭夫
    筑波大学日本語日本文学会第36回大会/2013-10-05--2013-10-05
  • オノマトペの促音
    那須 昭夫
    GemCon 2011: International Workshop on Geminate Consonants/2011-01-08--2011-01-08
  • 部分反復オノマトペにおける韻律写像と無標志向性
    那須 昭夫
    関西言語学会第34回大会/2009-06-06--2009-06-07
  • 音韻構造から見たオノマトペの位置
    那須 昭夫
    関西言語学会第33回大会シンポジウム「オノマトペ研究の新展開」/2008-06-07--2008-06-08
  • オノマトペへのアプローチ:言語学・音韻論からのアプローチ
    那須 昭夫
    日本発達心理学会第18回大会ラウンドテーブル/2007-03-24--2007-03-26
  • オノマトペの音配列をめぐって -HLL型語形の音韻構造-
    那須 昭夫
    筑波大学国語国文学会第30回大会/2006-09-30--2006-09-30
  • Asymmetries in Mimetic Phonology
    Nasu Akio
    日本英語学会第23回大会・シンポジウム "Asymmetries in Phonology: An East-Asian Perspective"/2005-11-13--2005-11-13
  • 日本語オノマトペの語形成と音韻構造 -語形成・アクセント・韻律形成領域-
    那須 昭夫
    日本音韻論学会2005年度春期研究発表会博士論文講演/2005-06-10--2005-06-10
  • 若年層京阪式アクセントにおける式保存について
    那須 昭夫
    日本方言研究会第77回研究発表会/2003-11-14--2003-11-14
  • 並列語アクセントの「ゆれ」と計算
    那須 昭夫
    関西言語学会第26回大会/2001-10-27--2001-10-28
  • オノマトペにおける促音の韻律調整機能
    那須 昭夫
    日本機能言語学会ワークショップ「音韻と機能のインターフェイス」/2000-11-25--2000-11-25
  • Studies on Onomatopoeia and Optimality Theory
    Nasu Akio
    日本英語学会第18回大会・シンポジウム「最適性理論の広がり」/2000-11-18--2000-11-18
  • オノマトペにおける二重有声化と単独/p/の回避
    那須 昭夫
    日本音声学会第13回全国大会/1999-09-25--1999-09-26
  • 重複形オノマトペの強調化と促音の位置
    那須 昭夫
    関西言語学会第23回大会/1998-11-21--1998-11-22
  • 三字漢語での促音化について
    那須 昭夫
    日本言語学会第109回大会/1994-11-05--1994-11-06
担当授業科目
2024-07 -- 2024-08国語III筑波大学
2024-04 -- 2024-08日本語学研究-b筑波大学
2024-04 -- 2024-07プロジェクト演習(2A)筑波大学
2024-04 -- 2024-08日本語学研究-a筑波大学
2024-04 -- 2024-07日本語音韻論-a筑波大学
2024-04 -- 2024-08卒業論文(日本語学)筑波大学
2024-10 -- 2024-12リサーチラボ実習(1B)筑波大学
2024-10 -- 2025-02国語教育学研究III筑波大学
2024-04 -- 2024-08国語教育学研究III筑波大学
2024-10 -- 2024-12プロジェクト実習(1B)筑波大学
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学協会等委員
2022-04 -- (現在)日本音声学会音声学普及委員会
2018-01 -- 2021-03日本音韻論学会監事
2016-09 -- 2019-08日本言語学会広報委員会委員
2011-04 -- 2015-03日本音韻論学会理事
2002 -- 2002日本言語学会2002年度言語学会夏期講座実行委員
2008 -- (現在)筑波大学日本語日本文学会評議員
学内管理運営業績
2023-04 -- (現在)人文学類 広報委員会委員
2023-04 -- 2024-03人間総合科学研究群 教育学学位プログラム 次世代学校教育創成サブプログラム 修士論文審査委員会委員
2023-04 -- 2024-03人文社会科学研究群 人文学学位プログラム 言語学サブプログラム 学生委員会委員
2021-04 -- 2022-03人文学類就職支援委員会委員
2021-04 -- 2022-03人文社会科学研究群 人文学学位プログラム 言語学サブプログラム 入試実施委員会委員
2020-04 -- (現在)学群共通科目部会委員(CEGLOC国語部門選出)
2020-04 -- 2022-03人間総合科学研究群 教育学学位プログラム 次世代学校教育創成サブプログラム 国語教育領域 副代表
2020-04 -- 2021-03人文社会科学研究群 評価委員会委員
2020-04 -- 2021-03人文社会科学研究群 FD委員会委員
2020-04 -- 2021-03人文社会科学研究群 人文学学位プログラム 言語学サブプログラム FD委員会委員
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(最終更新日: 2024-10-05)