田中 健太(タナカ ケンタ)

所属
生命環境系
職名
准教授
性別
男性
生年月
1974-11
科研費番号
80512467
URL
研究室
筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所, 進化生態学・保全生態学研究室
電話
0268-74-2002
Fax
0268-74-2016
研究分野
生態・環境
進化生物学
遺伝・染色体動態
研究キーワード
生態学
集団遺伝学
生物多様性
進化生物学
繁殖
更新
環境変動
環境傾度
送粉
森林
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研究課題
森林と草原に何種の微生物、何円の価値が含まれるか?−植物共生微生物に着目して−2022 -- (現在)田中 健太日本学術振興会/学術変革領域研究(A)
植生履歴が草原の生物圏に与える影響:古い草原の歴史的価値2017 -- 2019田中 健太日本学術振興会/基盤研究(C)4,810,000円
エピジェネティクスによる累代適応を、適応幅が広いシロイヌナズナ属野生種で検証する2014 -- 2016田中 健太日本学術振興会/挑戦的萌芽研究3,900,000円
時空間環境変動に対する、植物の生態学的・集団遺伝学的応答2008-03 -- (現在)/
エピジェネティクスは適応進化の素材となりうるか?-シロイヌナズナ属野生種を材料に2010 -- 2013日本学術振興会/若手研究(B)3,510,000円
職歴
1999-04 -- 2002-03学術振興会京都大学生態学研究センター特別研究員DC1
2002-04 -- 2005-03学術振興会北海道大学北方生物圏フィールド科学センター苫小牧研究林特別研究員PD
2005-04 -- 2008-03ポストドクトラル・リサーチ・アソシエイト動植物科学研究科シェフィールド大学
2008-03 -- (現在)筑波大学生命環境科学研究科菅平高原実験センター助教
学歴
1992-04 -- 1997-03筑波大学 第二学群 農林学類
1997-04 -- 1999-03京都大学 理学研究科
1999-04 -- 2002-03京都大学 理学研究科
取得学位
2002-03理学博士京都大学
所属学協会
1997 -- (現在)日本生態学会
受賞
2000国際植生学会 若手口頭発表賞第二位
論文
著書
  • 第5章 山岳植物生態
    田中 健太; 上條 隆志; 津田 吉晃; 出川 洋介
    2020-09
  • 筑波大学の山岳科学への取り組み
    津田吉晃; 廣田充; 山中勤; 安立美奈子; 立花 敏; 出川洋介; 山川陽祐; 田中健太; 上野健一; 松岡憲知; 沼田治; 石田健...
    登山白書2017/山と渓谷社/pp.126-129, 2017-07
  • 進化学を照らす新しい光?:エピジェネティクスによる適応的継代効果
    Tanaka Kenta
    エピジェネティクスの生態学-環境に応答して遺伝子を調節するしくみ/文一総合出版/pp.155-164, 2017-02
  • 第15章 個体群間相互作用に生態学を応用する-有害生物防除と収穫管理
    田中 健太
    生態学-個体から生態系へ(原著第四版)/京都大学学術出版会, 2013-03
  • Pollen dispersal and genetic selection in Dipterocarpus tempehes (Dipterocarpaceae) affected by general flowering
    田中 健太
    2002-03
  • 生態学-個体・個体群・群集の科学.
    堀道雄(監訳)訳者17名(含 田中健太); +田中 健太
    京都大学出版会, 2003-01
  • 生態学事典.
    巌佐庸・松本忠夫・菊沢喜八郎・日本生態学会[編] 執筆者298名(含 田中健太); +田中 健太
    共立出版, 2003-01
  • 樹木の交配.
    田中健太
    森林の科学(中村太士・小池孝良 編)、朝倉書店, 2005-01
  • セイヨウオオマルハナバチは在来植物の脅威になるか?
    田中健太
    森林の生態学 長期大規模研究から見えるもの(種生物学会 編)、文一総合出版., 2006-01
  • 東南アジア熱帯雨林の一斉開花.
    田中健太・鮫島弘光; +田中 健太
    植物の進化(清水健太郎・長谷部光泰 監修)、秀潤社, 2007-01
  • 野外生態系を舞台にオミクスをどう活かすか?:オウシュウミヤマハタザオの分布と適応
    田中健太
    ゲノムが拓く生態学―遺伝子の網羅的解析で迫る植物の生きざま(種生物学会 編)、文一総合出版, 2011-07
会議発表等
  • 標高に沿って一年草/多年草の多型を示すミヤマハタザオにおける寿命遺伝子の探索
    土井結渚; 川本晟司; 嶋崎桂; 田中 健太
    第9回山岳科学学術集会/2023-12-16
  • 生物多様性に対する企業の保全意識と重視項目-ステークホルダーとのギャップ解析-
    長尾珠世; 冨高まほろ; 佐々木雄大; 田中 健太
    第9回山岳科学学術集会/2023-12-16
  • 草原植物140種における内生的Colletotrichum菌の宿主・季節特異性
    鈴木暁久; 氏松蓮; Yuniar Devi Utami; 晝間敬; 田中 健太
    第9回山岳学術集会/2023-12-16
  • 歴史の古い草原は根系量が多いか? ―新しい草原、森林との比較-
    寺嶋 悠人; 野口 幹仁; 平山 楽; 冨髙 まほろ; 土井 結渚; 鈴木 暁久; 朝田 愛理; 丑丸...
    第9回山岳学術集会/2023-12-16
  • 草原植物140種における内生Colletotrichum菌の宿主・季節特異性-環境DNA法と培養法-
    鈴木暁久; 氏松蓮; Yuniar Devi Utami; 晝間敬; 田中 健太
    第71回日本生態学会/2024-03-16
  • 歴史の古い草原は根系量が多いか? ―新しい草原、森林との比較-
    寺嶋 悠人; 野口 幹仁; 平山 楽; 冨高 まほろ; 土井 結渚; 鈴木 暁久; 朝田 愛理; 丑...
    第71回日本生態学会/2024-03-16
  • 菅平高原植物から分離された微生物の菌叢解析および生物活性評価
    肥後茉由佳; 田中 健太; 野中健一
    微生物資源学会第30回大会/2024-07-04
  • 植物-微生物共生系が持つ遺伝資源価値は何円か? -草原 vs 森林-
    田中 健太; 肥後 茉由佳 鈴木 暁久 冨髙 まほろ 野口 幹仁 朝田 愛理 井上 太貴 土井 結渚...
    第71回日本生態学会大会/2024-03-21
  • 歴史が古い草原ほど送粉機能が高いか:花・送粉者の形質とネットワークに着目して
    平山楽; 井上太貴; 石井博; 田中 健太; 丑丸敦史
    第71回日本生態学会/2024-03-21
  • 歴史が古い草原ほど審美的価値は高いのか? ー花形質に対する人々の選好性ー
    冨高まほろ; 佐々木雄大; 田中 健太
    第71回日本生態学会大会/2024-03-21
  • Plant-pollinator network dynamics and pollination services in the process of grassland restoration
    Gaku S. Hirayama; Hiroshi S. Ishii; Tanaka Kenta; Atushi ...
    Asia Grassland Conference 2022/2022-4-19--2022-4-21
  • リン欠乏土壌に自生するアブラナ科植物から単離されたColletotrichum属菌によるシロイヌナズナの生長促進作用
    岩附利英; 橋本 将; Yuniar Devi Utami; 田中健太; 晝間 敬
    令和4年度日本植物病理学会大会/2022-3-27
  • スキー場草地での植生再生過程における送粉ネットワーク構造・植物の繁殖成功の変化
    平山楽; 田中健太; 石井博; 丑丸敦史
    第69回日本生態学会大会/2022-3-18
  • Time-series field phenotyping system PlantServation using machine learning revealed seasonal pigment fluctuation trends in diploid and polyploid Arabidopsis
    Reiko Akiyama; Takao Goto; Tameshige T.; Sugisaka J.; Kur...
    The 33rd International Conference on Arabidopsis Research/2023-6-5--2023-6-9
  • Robustness of allopolyploid species in natura: genome shock or gradual evolution?
    Kentaro Shimizu; Reiko Akiyama; Takao Goto; et al.; T Ke...
    "Polyploidy Across the Tree of Life" Symposium/2023-5-9--2023-5-12
  • ため池堰堤の造成後年数とともに希少植物種数が増えるか?-83地点での検証-
    滝澤一水; 井上太貴; 土井結渚; 嶋崎桂; 鈴木暁久; 倉知匠; 川本晟司; 上倉勝; 關岳陽; 山本裕加; 坂本浩輝; 川上美保子; ...
    第8回山岳科学学術集会/2022/12/17--2022/12/18
  • ミヤマハタザオの葉毛喪失はどのような環境下で進化したのか?
    嶋崎桂; 平尾章; 川本晟司; 土井結渚; 關岳陽; 金井日向子; 田中健太
    第8回山岳科学学術集会/2022/12/17--2022/12/18
  • 草原の時間的・空間的連続性がチョウ類群集に与える影響とそのメカニズム
    井上 太貴; 田中健太
    第8回山岳科学学術集会/2022/12/17--2022/12/18
  • アブラナ科4種における植物炭疽病菌の植物宿主・組織への特異性と季節性
    鈴木暁久; 出川洋介; 晝間敬; 田中健太
    第8回山岳科学学術集会/2022/12/17--2022/12/18
  • 筑波大学構内アカマツ林のシラカシ林への急速な遷移:松枯れを含む37年間の変化
    土井結渚; 小粥 隆弘 井上 太貴 小黒 和也 河合 純1 關 岳陽 山本 裕加 坂本 浩輝 川本 晟...
    第8回山岳科学学術集会/2022/12/17--2022/12/18
  • 日本アルプスにおけるミヤマハタザオの集団遺伝構造が示す複数回の標高適応
    平尾章; 恩田義彦 畠山剛臣 永野惇 清水(稲継)理恵 清水健太郎; 田中 健太
    第70回日本生態学会大会/2023-3-18--2023-3-18
  • ため池堰堤の造成後年数とともに希少植物種数が増えるか?-83地点での検証-
    滝澤一水; 井上太貴 土井結渚 嶋崎桂 鈴木暁久 倉知匠 川本晟司 上倉勝 關岳陽 山本裕加 坂本...
    第70回日本生態学会大会/2023-3-17--2023-3-17
  • 草原の時間的・空間的連続性がチョウ類群集に与える影響とそのメカニズム
    井上太貴; 田中 健太
    第70回日本生態学会大会/2023-3-17--2023-3-17
  • ミヤマハタザオの葉毛喪失はどのような環境下で進化したのか?
    嶋崎桂; 平尾章 川本晟司 土井結渚 關岳陽 金井日向子; 田中 健太
    第70回日本生態学会大会/2023-3-17--2023-3-17
  • アブラナ科4種における植物炭疽病菌の植物宿主・組織への特異性と季節性
    鈴木暁久; 出川洋介 晝間敬; 田中 健太
    第70回日本生態学会大会/2023-3-17--2023-3-17
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担当授業科目
2024-08 -- 2024-08海山連携公開実習筑波大学
2024-08 -- 2024-08生物学公開臨海実習筑波大学
2024-10 -- 2025-02生物科学概論II筑波大学
2025-02 -- 2025-03Advanced Lecture in Mountain Studies筑波大学
2024-09 -- 2024-09山岳森林生態学実習筑波大学
2024-09 -- 2024-09山岳高原生態学実習筑波大学
2024-10 -- 2025-02生態学セミナーIIIF筑波大学
2024-08 -- 2024-08海山生物学実習筑波大学
2024-10 -- 2025-02生態学研究法IIF筑波大学
2024-04 -- 2024-08生態学研究法IS筑波大学
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授業以外の教育活動
2011-09 -- 2011-09千葉大学理学部の野外実習 1コマ担当学外
2010-06 -- 2010-06東邦大学講義「野外生態学実習I」 1コマ担当学外
2010-04 -- 2012-03修士研究指導 1名 「オサムシの集団遺伝学」筑波大学
2010-04 -- 2011-03卒業研究指導 1名「植物の生殖隔離」学外
2009-06 -- 2009-06東邦大学講義「野外生態学実習I」 1コマ担当学外
2009-04 -- 2010-03卒業研究指導 1名 「オサムシの景観生態学」筑波大学
2009-02 -- 2009-09Natureセミナー 計12回筑波大学
2000-06 -- 2000-06青山幼稚園・幼稚園児と父母を対象にした自然観察会学外
一般講演
  • 上田の身近な自然の魅力~高原・ため池・山城の草原再生~
    田中 健太
    上田市・長野県環境保全研究所・筑波大学山岳科学センター 共催シンポジウム/2024-02-23
  • 菅平高原・峰の原高原:北アルプスを望む百名山の草原
    田中 健太
    未来に残したい草原の里100選 授与式・選定記念フォーラム/2023-10-12
  • 山城は草原だ ~古くから続く植生の価値~
    田中 健太
    第60回信州上田丸子夏期大学/2023-09-12
  • 生物多様性は、なぜ大切なのか?
    田中 健太
    上小森林認証協議会勉強会/2021-12-20
  • ため池植生の歴史的価値と 耐震工事における植生配慮
    田中 健太
    塩田まちづくり協議会・学習会/2021-4-8
  • 根子岳ミニレクチャー
    田中 健太
    求む。花の百名山 根子岳での笹刈り助っ人/2021-11-7
  • 峰の原の草原のガイド・案内
    田中 健太
    GoGreenプロジェクトin長野/2021-10-24
  • 峰の原・菅平の草原
    田中 健太
    GoGreenプロジェクトin長野/2021-10-23
  • 古くから続く植⽣の歴史的価値
    田中 健太
    まちなかキャンパス上田/2022-6-18
  • 古くから続く植⽣の歴史的価値
    田中 健太
    まちなかキャンパス上田/2021-12-4
  • 峰の原高原の山野草の大切さについて
    田中 健太
    峰の原の草原をつくろう! vol.2/2016-7-10
  • 菅平湿原の⼟砂問題:経緯と課題
    田中 健太
    第三回菅平湿原シンポジウム/2017-11-6
  • 草木たちの命のリレー ~植物保全生態学~(3)
    田中 健太
    まちなか自然講座 ~昆虫・植物・菌類~/2017-7-3
  • 草木たちの命のリレー ~植物保全生態学~(2)
    田中 健太
    まちなか自然講座 ~昆虫・植物・菌類~/2017-6-26
  • 草木たちの命のリレー ~植物保全生態学~(1)
    田中 健太
    まちなかキャンパス リレー講座/2017-6-19
  • 草木たちの命のリレー ~植物保全生態学~(3)
    田中 健太
    まちなか自然講座 ~昆虫・植物・菌類~/2018-6-18
  • 草木たちの命のリレー ~植物保全生態学~(2)
    田中 健太
    まちなか自然講座 ~昆虫・植物・菌類~/2018-6-10
  • 草木たちの命のリレー ~植物保全生態学~(1)
    田中 健太
    まちなか自然講座 ~昆虫・植物・菌類~/2018-6-3
  • 草木たちの命のリレー ~植物保全生態学~(2)
    田中 健太
    まちなか自然講座 ~昆虫・植物・菌類~/2019-6-10
  • 草木たちの命のリレー ~植物保全生態学~(1)
    田中 健太
    まちなか自然講座 ~昆虫・植物・菌類~/2019-6-3
  • 歴史的な遺産である草原の生き物について
    田中 健太
    ペチャクチャナイトNAGANO Vol.40 in 長谷寺/2018-6-16
  • 根子岳 現地ミニレクチャー
    田中 健太
    求む。花の百名山根子岳での笹刈り助っ人/2018-11-3
  • 菅平と真田の草原植物:氷河期と縄文時代からの歴史遺産
    田中 健太
    第4回真田塾/2019-2-2
  • 峰の原高原の山野草の解説
    田中 健太
    峰の原の草原をつくろう!Vol.5/2019-9-7--2019-9-8
  • 根子岳 現地ミニレクチャー
    田中 健太
    求む。花の百名山根子岳での笹刈り助っ人/2019-11-2
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学協会等委員
2013-03 -- 2018-05日本長期生態学研究ネットワーク科学委員
2008-04 -- (現在)日本長期生態学研究ネットワーク情報管理委員
2008-04 -- (現在)日本長期生態学研究ネットワーク運営委員
2008-04 -- (現在)日本長期生態学研究ネットワーク代表者委員
2018-05 -- (現在)日本長期生態学研究ネットワーク科学委員長
2017-05 -- 2019-05日本長期生態学研究ネットワーク事務局長
2009-01 -- 2012-03日本生態学会和文誌編集委員
2010-04 -- (現在)日本生態学会将来計画専門委員
2011-01 -- 2014-12Population EcologyEditorial Board
2004 -- 2006日本生態学会大規模長期生態学専門委員
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学内管理運営業績
2017-04 -- 2019-03山岳科学センター報告会準備委員長
2017-04 -- (現在)山岳科学センター広報委員長
2017-04 -- (現在)山岳科学センター共同利用運営委員
2017-04 -- (現在)山岳科学センター運営委員
2017-04 -- (現在)山岳科学学位プログラム広報委員長
2017-04 -- (現在)山岳科学学位プログラム運営委員
メッセージ
(最近の研究) 植物は様々な環境に適応しながら生活し、進化しています。環境の空間的傾度や時間的変動の中で、どんな生態学的相互作用が起き、どんな形質に、どんな遺伝子の変化によって適応進化が進行しているのでしょうか。どんな生態学的制約と遺伝学的制約が適応進化を規定しているのでしょうか。これらの問いに答えるため、多様でおもしろく、遺伝学的に研究しやすいシロイヌナズナ属野生種などの研究を行っています。 (その他の研究) ボルネオ熱帯雨林の木登り生態学・生態遺伝学、外来マルハナバチの生態影響、絶滅危惧樹木や地表徘徊性昆虫の景観生態学などの研究も行っています。 (ひと言) 生き物の本当の顔は、野外生態系の中で見られます。これまで扱いが難しかった野外生物・野外環境の研究が、技術の進歩によって可能になり、進化生物学のフロンティアとして注目を集めています。いろいろな研究機会があるので、興味ある方はいつでもご連絡ください。

(最終更新日: 2024-09-18)